7月4日 月曜日
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今日午前5時に東京に到着したが、残念な事に雨だ・・・しかもどしゃぶり
雨の中、東京港から大洗港までおよそ140キロ、しかも雨ガッパ等は持ってない
なぜなら急ぐ旅でもないし雨に濡れて走るのは嫌なので雨の日は走らないつもりでいたからだ・・・俺はその考えを激しく後悔した
気をとりなおし出発の準備をして駐車場に向かうと、ポーランド人の彼が俺に向って始めて日本語で「ホッカイドーキオツケテ」と笑顔で見送ってくれた
・・・嬉しかった
しかし駐車場でイナズマに荷物を積載して何気に燃料計をみたら・・・
燃料がない!!
そういえば出発前燃料を入れていこうと思っていたが、バタバタしていたので東京で入れるつもりだったのだ・・・が、今は午前5時、外はどしゃ降り、しょうがないのでとりあえず出発した
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大洗港までの道筋は頭にいれていたが、実際外に出たらよくわからないので近くのコンビニで地図を購入し、店員さんにこの時間でもあいているガソリンスタンドを聞いたら近くにはないらしく、しかたなく8時ぐらいまで隣のファミレスで時間を潰す事にした
本当は一人でファミレスに入るのは嫌だけど、それ以上に雨に濡れたくなかったので、ファミレスで体を休めることにした
午前8時過ぎ、燃料を補給して都市高速に乗り大洗港に向かい走り出す
フェリ-の予約は夕方なのでゆっくり観光しながら大洗港にいくつもりだったが、どしゃ降りの雨の中そんな考えは一瞬で消えた
都市高速では濡れた手袋を外し素手で走行、100キロ以上の速度で雨粒が手に当たり痛いのなんの激痛で、しかも東京の車は大雨にもかかわらず130キロぐらいで走行、トラックが横を通る度に水が跳ね全身シャワー・・・惨めでしかたなかった
あ~なんだか意識がなくなってきた・・・
そういえば昨日から一睡もしてなく強烈な睡魔がやってくる
あまりに危険なのでサービスエリアの喫煙所の椅子へ、するとウトウトと1、2時間ほど夢の世界へ・・・
すると全身が強烈な寒さに襲われ目が覚めた
着ている物すべてが濡れているので体温を奪われ、風邪をひき高熱がでる前のような悪寒、温かい飲み物も暖房も暖まらず「やばい死ぬ」と、この時本当に頭をよぎった
だが北海道に上陸もしてないのに死ぬわけにもいかないので体が動くうちにバイクに乗り走りだした
大洗港には昼過ぎに到着、濡れた衣服を着替え一息ついた
夕方までどうやって時間を潰そうかと思いつつチケット売り場に行くと午後3時ぐらいの便に空きがあったので乗ることにした
大洗港から乗り込んだライダーは30台ぐらいいた、さすが聖地北海道だ、みんな仲間で来ているらしくて俺のように単独で来ている人は少ないようだ
部屋は大部屋の寝台で俺はすぐに大浴場に向かう、冷えきっ体でポカポカの湯船に浸かる・・・まさに極楽、よだれが出そうになる
今日は寝不足だし酷いめにあったのでさっさっと寝ることにしよう
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