7月9日 土曜日
今日は昨日食堂のばあちゃまに「綺麗な所だから行っておいで」と聞いた美幌峠に、ゆで卵とトマトを食べつつ荷物を卸し身軽になったイナズマを走らせる
美幌峠に到着し少し歩くと<美幌峠>の看板を見つけたが見渡すが霧で真っ白・・・
何も見えない・・・ ガッカリ
この分だと霧で有名な摩周湖も期待できないと思ったが行ってみる
第一展望台から見下ろしてみると日本有数といわれる透明度の摩周湖が綺麗に見れた!!
初めて見る摩周湖が霧がかかってなかったら、男は出世が遅れ女は婚期が遅れるというが、所詮は迷信世迷いごとよ!
今の時期は夏休み前で観光シーズンには早いらしいけど、摩周湖はさすがに修学旅行生や観光客が大勢いてウザイ・・
第一展望台の駐車場に、先ほど美幌峠で軽く挨拶した中年ライダーのバイクが止まっていたので、あの人も来たのかと思いつつ、別のハーレーに乗ったがっちりした体格の中年ライダーに軽く会釈
近くの第三展望台でもまたハーレーおじさんに出会い、一緒に展望台を見てまわることにした
この人は京都から来た何度も北海道に来ているベテランライダーなので、北海道初めての新米の俺は当然めぼしい情報を吸収する
このおじさんもこんなにはっきり摩周湖を見たのは初めてだという
それにしても綺麗だ~
俺の次の予定は神の子池~裏摩周湖に行く予定、京都ライダーも同じ行き先のようなので「神の子池で会いましょう」と言い別れる
神の子池に向かいながらの道のりだが、これはもう道路じゃなく滑走路だ
セスナならどこでも離着陸できるよと思いつつ・・・少し迷う
神の子池に入る前のダート道がつらい
ダートの穴だらけで転倒しないように慎重に走り、後ろから車がきたらハザードランプを付け端によりつつようやく到着。
京都ライダーはすでに来ていて見物済み
「待っててやるから見ておいで」と言われ神の子池を見てみる
襟裳岬で出会った千葉ライダーが「神の子池はありえない色」と言っていたが・・・なるほどありえん!
なぜかというとめっちゃ綺麗で青と緑、青緑じゃなく真ん中が透き通ような青で周りがエメラルドグリーン
摩周湖とつながっているらしいけど不思議だ
駐車場で京都ライダーに「次は裏摩周で」といい別れ、裏摩周で一緒に見物するがこちらは霧で何も見えなかった
京都ライダーが缶コーヒーを買ってくれ、二人で開陽台に行くことになった
京都ライダーが「わしはゆっくり走るから先に行く?」と言われ「いえ俺も80キロぐらいで」と言い、ハーレーに続き走るがイナズマのスピードメーターは110~120キロをうろうろしてる・・・
まっいいか
この人が今日の
相棒だ
開陽台に到着、開陽台は多和平と同じく360度地平線が拝めるはずだが霧がかかっており、視界が悪く地平線は諦める
でも、開陽台は夜空が綺麗で相棒の友人が思わず一週間も滞在してしまったらしい
(なんて暇な・・・いや、ロマンティックな友人だろうと思った)
近くにもう一ヶ所どうしても行きたい場所があった
北19号と言うただの道路なんだけど、前に北19号の雑誌の写真を見せてもらうと上りと下りの縦にうねうねしていて絶対走りたかったのだ
相棒に頼んで連れて行ってもらうが実際、北19号に来てみると
「えっ!?ここ?」
って感じでずいぶん印象が違う気が・・・
相棒に尋ねると「雑誌の写真は望遠レンズで撮ってるから・・・」
詐欺にあった気分になった・・・
その後、相棒と別れる時に「バイクと一緒に写真撮らせて」と言われたのでイナズマの前に立つと
「そっちじゃなくてこっち」
と言われながらイナズマの後ろに連れゆかれ
相棒は俺とイナズマのナンバー(北九州ナンバー)を撮り満足そうに去って行った(笑)
俺はホームセンターを見つけ雨ガッパを購入する
カッパがないと雨のたびに足止めされるので、今後は雨の日も走る事にする
帰る途中にデカイ旅館の温泉に入り、日が沈んでいたが砂湯に寄り(店など閉店していたが)次にコタンというところに真っ暗だがいい感じの露天風呂が在ったので写真を撮る
パシャ・・!?
真っ暗の中何かが動く・・
人が居たとわかった瞬間回れ右をし、競歩(笑)で立ち去った
盗撮してしまったが真っ暗で男も女もわかんないが少しだけ罪悪感を感じつつ、現像するのがちょっと楽しみだ
PR