７月７日 木曜日
１０時ぐらいに目が覚め、いきなり憂鬱になる
雨だ・・・ が、しかし雨は小降りだし、いくら時間があるといっても何日も同じ場所に滞在したくないので出発することにした
まずは海岸沿いを南下し襟裳岬を目指す！！
ケンタッキー牧場のすぐ近くのコンビニでパンをかじっていると、中年のおじさんに話し掛けられ、この時期バイクで北海道に来る人はよくいるようで
「兄ちゃんうちの牧場で働かんね？」と言われ一瞬迷う（笑）
が、まだ北海道のどこにも行ってないので「またの機会に」と言い走り出した
しばらく走って道の駅の前に二人のライダーが居て話し込む
一人は鹿児島県から定年して北海道に走りにきた愛想のいいおじさんで、もう一人は山形県から来た俺より少し年上っぽい人で、陸路できて北海道の大半を走ってきたようだ・・・
（雨の中一日６００キロ程走っているつわものだ）
三人で天候の文句やら愚痴りつつ３０分程で別れた
道の駅に入ると、次は老夫婦に声をかけられた
この夫婦熊本県出身で旦那が定年し、もう車で６０日以上北海道を旅しているそうで旦那さんからはスピード違反で捕まった愚痴などを聞かされ、奥さんからは「富良野が奇麗なとこで是非行ってほしい」との事だ
富良野は有名なところだけど、花に興味ないし北の国からも見てないし行く予定はなかったけど・・・
あまりにもオススメするので寄ってみようかな？
それにしても退職して二ヶ月も二人で旅行とは微笑ましく、理想の夫婦像だと思った
結局襟裳岬に着いたのは夕方ぐらいになり、幸い雨は止んだが風が強い、凄まじい突風だ！！
襟裳岬に来るときも風で道路からはじき出されそうになった
←クリックで写真拡大
駐車場から襟裳岬に向かっていると一台のバイクが来た、そのバイクはさっき道の駅を出るときに入って来て入れ違いになったライダーだ！？
とりあえず話かけ一緒に見てまわる、このライダーは千葉から来ていて北海道は５回目の常連さんだ
この千葉ライダーが言うには襟裳岬には何回も来たが、いつも霧がかかっていて景色が見れないのだが、今日は風に霧が吹き飛ばされており景色が良く見渡せ、初めて来てこの絶景を一望できた俺はかなりラッキーらしい
（景色は海岸の海から岩がいくつも飛び出ており見ごたえがある）
←クリックで写真拡大
寝床を探そうとしていたら、千葉ライダーも探すと言うので一緒に近くの百人浜というキャンプ場に泊ることにした
場所を決めて隣にテントを張る、千葉ライダーはいつもライダーハウス（北海道にある０～１０００円で素泊まりできる所だライダーじゃなくても可）に泊っているそうだ
その後２人で近くの銭湯に入る
（三日ぶりの風呂で超気持ちよかった～）
近くに売店等がなかったので俺の持っていた食料を二人で食べいろんな話をした、この人は３２歳でＩＴ関係の仕事を退職前に有休休暇を利用してやってきたそうだ
なんと太刀洗～苫小牧のフェリーで俺と同じ船、同じ部屋というのでお互いビックリ！！
何十人もいたので全く気づかなかった
この人は雨の中すでに道西の方も走ってきたようだ、何回も北の地に来ているこの先輩にいろんな情報や体験談を聞きつつ
（財布を盗まれたり、バイクが故障したりしたらしい）
修理道具を全く持たない俺に「バイクは壊れる」と脅されてしまった
明日の予定を話すと、お互い海岸沿を北上して釧路湿原を目指す目的が一致し一緒に行くことになった
PR
