７月３日 日曜日
今日は一日中フェリーの上で退屈という名の敵と闘いつつ過ごしてたが、一人で居るためか以外にも二人程知り合いができた
一人目はポーランド人で背が高くて、頭が小さく、男前なんだけど日本語が全くできなく、高校に入りローマ字をマスターしたこの俺が知りうる英語でなんとか会話・・・のようなものを交わしお互いの情報をひきだした
どうやらこのポーランド人はドールアーティストらしく、携帯していたデジカメの写真を見せてもらったが人間と同サイズのマネキンのようなもので、どういう人形なのかは俺にはわからなかった
(なにぶん言葉が通じないもので)
彼は大事そうにＳＯＮＹのデジカメを抱え「ジャパンカメラナンバーワン」って笑顔で言ってた・・・
それにしても福岡帰ったら駅前留学しようかな・・・
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二人目は四国の徳島から乗り込んできた
徳島出身の２２歳の女の子で聞くと職業はネイルアーティストで茨木県の店に移るらしくフェリーに乗ってきたそうだが船酔いに苦しんでいて、会話の途中にも「気持ち悪～い」と言いトイレに行きリバースしてた
俺は乗り物酔いはしないが気の毒だった
この娘とはかなりの時間しゃべり込んだ、なぜなら言葉が通じるからだ（笑）
そんなわけで暇なはずのフェリ－の中も二人のおかげでいい思い出になった
一日の終わりの夜、部屋が消灯してたのでロビーで旅日記を書いていると徳島人の女の子「眠れ～ん」とやってきた、俺は日記を隠しつつその後一晩中話しながら過ごした
初めて会う人と一晩中なにをしゃべるのか不思議に思うだろうけど、俺もよくわかんない
ただお互いに旅行気分って感じで心開いてたかも、普段の俺はどちらかといえば人と接しないタイプだけど、旅に出たときぐらいいろんな人と接し思い出作りたいと思う
ちなみにこの娘はプロゴルファーの横峰さくらによく似てた
今日会った二人とはお互い名前も知らない
なぜなら長い人生の一瞬の出会いと別れでもう一生再会することのないのをお互いわかっているので名前に意味はないのだ
そういうことでこの日は徹夜になった・・・
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